HOME > RECRUIT > STAFF > 城本 栄治 STAFFスタッフ紹介 クリエイティブディレクター Creative Director 城本 栄治 Eiji Shiromoto アパレルやフラワーショップなどのデザインで培ったセンスと経験をもとに、グリーンとインテリアの融合という、新しい分野のデザインに挑む。 「人と植物の良い関係をつくりたい」という信念のもと、短期的で即物的なデザインでなく、長期的にコミュニケートできる”世の中に必要”な機能するデザインを常に生み出し続けている。 都会に出て初めて、自然の大切さに気付いた 子どものころは自然豊かな環境で育ちました。当時の自分にとって、植物や自然は、身近にあることが当たり前の存在。その存在の大きさを改めて考えることなんて全くありませんでした。しかし東京に出て、都会の喧騒の中で生活するようになり、植物や自然の大切さを痛切に感じるようになったんです。 例えば東京は、地下鉄・バス・電車などの交通網が発達しているので、雨の日でも家からオフィスまで濡れずに通勤することもできる。だけど「それって本当にいいことなのか?」と疑問を持つ瞬間があるんです。雨に濡れないということは、空を見ないで家と会社を往復している、ということ。それはつまり、空を見上げたり、雨や風を感じたりといった「自然を身近に感じる機会が奪われている」ことでもあると思います。 そんな環境に長い時間身を置くと、人間は精神的に磨耗してしまいます。では、そうした事態を防ぐためにどうすればいいのか? 大自然に触れるため、定期的に地方に出かけることは現実的でないし、都会では土地が限られています。そう考えたときに「室内に植物を増やそう」という“室内緑化”に行き着きました。 このような考えを踏まえ、私たちparkERsは「一人でも多くの都市生活者に、公園のように居心地のいい空間を提供する」というコンセプトを掲げ、事業としての室内緑化に取り組んでいます。 五感で感じる要素を散りばめ、室内に公園をつくり上げる 公園はさまざまな人々が集まる場所です。ランニングしたり、読書したり、寝転がったり、談笑したり……。その場所で思い思いに楽しむ人たちが存在しています。「公園=風景+人」という考え方は、人の気持ちもデザインの要素として考えるということなのです。 そうした考え方を踏まえて、parkERsのデザインでは公園の中の“人が五感で感じられる”要素を分解し、室内に散りばめています。太陽の光が生み出す木漏れ日、風が吹いて葉が動いたときの揺らぎやざわめき、川が流れるような水音などが特徴的ですね。これが私たちの「インドア・パーク」という考え方です。 parkERsのオフィスにも、五感で感じられる要素が詰まっています。机の表面もあえて木の質感がむき出しのごつごつしたものを使ったり、室内にも水のせせらぎの音をつくり出し、音で空間に動きを与えたりしている。一般的なオフィス空間に慣れた人は、机の質感が使いにくいと感じるかもしれませんし、水の音が気になるといった多少の違和感があるかもしれません。しかし、そうしたある種の「不便さ」に刺激されることで、普段は閉じている人間の五感が次第に豊かに感じられるようになる。すると素材感のないものに対して、物足りなさを感じるようになるはずです。parkERsはオフィス見学なども受け付けているので、興味のある方は、ぜひ気軽に体感しに来ていただきたいですね。 室内緑化を、新しい文化として世界に広めていく parkERsが提案しているインテリアと植物を融合させた新しいデザインは、誰も手をつけていない新しい領域へのチャレンジです。どうせ新しいことをやるなら、オリジナリティがなければ意味がない。これは自分自身の、一人のデザイナーとしての想いでもあります。 新しいデザインのあり方を追求する以上、日々の仕事の中でも、まず何事にもチャレンジしてみないと話になりません。これは社員全員に日頃から常々伝えていることです。そのため、毎回の仕事で自分たちなりの効果的なアプローチを考え、試行錯誤を繰り返しています。 例えばお客さまから依頼を受けたときは、まずは自分たちで試しにつくってみる。素材の違いを比較したり、さまざまな設計手法を試したりして、もっとも適切なデザインや施工方法を探ります。また建築分野だけでなく、他業種のデザインにも目を向け、参考になりそうなものはどんどん取り入れています。 そうやって日々新しい情報を取り込み、引き出しを頭の中にたくさん用意しておくことが大切なんです。多くの引き出しを持っていれば、それだけ新しいチャレンジができるようになりますから。 今後もさらなるチャレンジを繰り返しながら、私たちparkERsがこの分野の第一人者として、世界に“室内緑化”の文化を広めていきます。私たちが伝えたいのは、「なぜ室内緑化が必要なのか」という根本的な考え方。室内緑化の必要性を根本的なところから伝え、人と植物が互いにコミュニケートし、そして共に生きていく理想的な空間をつくり上げていくことが、parkERsの願いです。 クリエイティブディレクター 城本 栄治 FEATURED WORKS 2017.04.01オフィス 大手町ファーストスクエア ファーストスクエアガーデン 2021.04.29公共空間 いばらきフラワーパーク 2014.05.29オフィス INNOVATOR JAPAN 東京オフィス クリエイティブディレクター 城本 栄治Eiji Shiromoto 空間デザイナー 二反田 彩Aya Nitanda 若田部 翔真Shoma Wakatabe 前田 藍Ai Maeda ランドスケープデザイナー 若田部 翔真Shoma Wakatabe 大熊クミKumi Okuma プランツコーディネーター 森 大祐Daisuke Mori 花田 美晴Miharu Hanada 辻永 岳史Takeshi Tsujie 市野澤 未和Miwa Ichinosawa HOME > RECRUIT > STAFF > 城本 栄治
都会に出て初めて、自然の大切さに気付いた
子どものころは自然豊かな環境で育ちました。当時の自分にとって、植物や自然は、身近にあることが当たり前の存在。その存在の大きさを改めて考えることなんて全くありませんでした。しかし東京に出て、都会の喧騒の中で生活するようになり、植物や自然の大切さを痛切に感じるようになったんです。
例えば東京は、地下鉄・バス・電車などの交通網が発達しているので、雨の日でも家からオフィスまで濡れずに通勤することもできる。だけど「それって本当にいいことなのか?」と疑問を持つ瞬間があるんです。雨に濡れないということは、空を見ないで家と会社を往復している、ということ。それはつまり、空を見上げたり、雨や風を感じたりといった「自然を身近に感じる機会が奪われている」ことでもあると思います。
そんな環境に長い時間身を置くと、人間は精神的に磨耗してしまいます。では、そうした事態を防ぐためにどうすればいいのか? 大自然に触れるため、定期的に地方に出かけることは現実的でないし、都会では土地が限られています。そう考えたときに「室内に植物を増やそう」という“室内緑化”に行き着きました。
このような考えを踏まえ、私たちparkERsは「一人でも多くの都市生活者に、公園のように居心地のいい空間を提供する」というコンセプトを掲げ、事業としての室内緑化に取り組んでいます。
五感で感じる要素を散りばめ、室内に公園をつくり上げる
公園はさまざまな人々が集まる場所です。ランニングしたり、読書したり、寝転がったり、談笑したり……。その場所で思い思いに楽しむ人たちが存在しています。「公園=風景+人」という考え方は、人の気持ちもデザインの要素として考えるということなのです。
そうした考え方を踏まえて、parkERsのデザインでは公園の中の“人が五感で感じられる”要素を分解し、室内に散りばめています。太陽の光が生み出す木漏れ日、風が吹いて葉が動いたときの揺らぎやざわめき、川が流れるような水音などが特徴的ですね。これが私たちの「インドア・パーク」という考え方です。
parkERsのオフィスにも、五感で感じられる要素が詰まっています。机の表面もあえて木の質感がむき出しのごつごつしたものを使ったり、室内にも水のせせらぎの音をつくり出し、音で空間に動きを与えたりしている。一般的なオフィス空間に慣れた人は、机の質感が使いにくいと感じるかもしれませんし、水の音が気になるといった多少の違和感があるかもしれません。しかし、そうしたある種の「不便さ」に刺激されることで、普段は閉じている人間の五感が次第に豊かに感じられるようになる。すると素材感のないものに対して、物足りなさを感じるようになるはずです。parkERsはオフィス見学なども受け付けているので、興味のある方は、ぜひ気軽に体感しに来ていただきたいですね。
室内緑化を、新しい文化として世界に広めていく
parkERsが提案しているインテリアと植物を融合させた新しいデザインは、誰も手をつけていない新しい領域へのチャレンジです。どうせ新しいことをやるなら、オリジナリティがなければ意味がない。これは自分自身の、一人のデザイナーとしての想いでもあります。
新しいデザインのあり方を追求する以上、日々の仕事の中でも、まず何事にもチャレンジしてみないと話になりません。これは社員全員に日頃から常々伝えていることです。そのため、毎回の仕事で自分たちなりの効果的なアプローチを考え、試行錯誤を繰り返しています。
例えばお客さまから依頼を受けたときは、まずは自分たちで試しにつくってみる。素材の違いを比較したり、さまざまな設計手法を試したりして、もっとも適切なデザインや施工方法を探ります。また建築分野だけでなく、他業種のデザインにも目を向け、参考になりそうなものはどんどん取り入れています。
そうやって日々新しい情報を取り込み、引き出しを頭の中にたくさん用意しておくことが大切なんです。多くの引き出しを持っていれば、それだけ新しいチャレンジができるようになりますから。
今後もさらなるチャレンジを繰り返しながら、私たちparkERsがこの分野の第一人者として、世界に“室内緑化”の文化を広めていきます。私たちが伝えたいのは、「なぜ室内緑化が必要なのか」という根本的な考え方。室内緑化の必要性を根本的なところから伝え、人と植物が互いにコミュニケートし、そして共に生きていく理想的な空間をつくり上げていくことが、parkERsの願いです。