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[NEWS] 中条共創の森 オープンイノベーションラボ (Nakajo Open-innovation Lab : NOiL) 新事務所 着工
JX石油開発株式会社の「中条共創の森 オープンイノベーションラボ(Nakajo Open-innovation Lab : NOiL)」(所在地:新潟県胎内市)の新事務所建設工事が着工しました。
このラボは、世界各地の産油・産ガス国で石油・天然ガス開発プロジェクトを推進するJX石油開発が、国内に唯一保有する操業現場である中条油業所の敷地内に開設されます。革新的技術の実証プロジェクトの実施や、大学・環境先進企業・ベンチャー企業・行政等と協業するための施設として計画されました。
parkERsは、株式会社キー・オペレーション一級建築事務所と設計共同体を組織し、当施設の建築計画を担っています。
プロジェクトの始動にあたり、JX石油開発の社員のみなさまが本施設をどのような場として活用していきたいのかを明確化するため、2022年春頃より全2回のワークショップを企画・実施。parkERsのプロデューサーや空間デザイナーなどが参加し、本質的なニーズの探求からスタートしました。
従来とは異なる新しい過ごし方を実現する新事務所のコンセプトとして導き出したのは「キチとミチ」。JX石油開発がこれまでに培ってきた技術や知識から、未知なるイノベーションの達成を目指す「既知」と「未知」、事業のベースとなるコアな機能を持つ「基地」として構成された各空間と、それらをつなぐオープンコミュニケーションの場としての「道」という2つの意味を込めています。
建築計画として、基地に見立てた6つの分散された棟を、動線・コミュニケーションスペースとなる道がつなぎ、一つの建築物を構成しています。パビリオン棟、ミーティング棟、サービス棟、ソロワーク棟、マルチファンクション棟、ワークショップ棟から成り、執務スペースや会議室など新事務所に必要な機能がおさめられている中で、それらをつなぐ道の部分には、ラウンジカウンターやソファやベンチが点在し、目的を持たずとも気軽に交流できるオープンコミュニケーションを活性化させる仕掛けが施されています。
また内装には木や土などの自然の素材感をふんだんに用いて、来客スペースには地層のような壁面を演出することで企業の理念や事業を体現するつくりに。現地から採掘した土を練り込んだバーカウンターを作り、また建築特有の形状を生かし自然豊かな緑が広がる小庭を身近に眺められる構造とするなど、風土とのつながりも大切にしています。
竣工は2024年5月を予定しています。
施設概要
施設名: 中条共創の森オープンイノベーションラボ
竣 工: 2024年5月(予定)
施 主: JX石油開発
設計監理: キー・オペレーション+パーク・コーポレーション設計共同体
施 工: 池田組
規模構造: 木造 地上2階
延床面積: 499.10m2
JX石油開発株式会社のプレスリリースはこちらから。