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[REPORT] 淡路景観園芸学校にて「空間デザイン」と「植物」の視点から講師を務めました

8月1日(土)兵庫県立淡路景観園芸学校にて、グリーンライフ室マネージャーの辻永とクリエイティブ室リーダー/空間デザイナーの片平がオンライン上で講義を担当させていただきました。

 

兵庫県立淡路景観園芸学校は、景観園芸の大学院教育、市民に向けた生涯教育、そして園芸療法の専門家育成を専門とする学校です。
普段は園芸療法を学ぶみなさんに向けて、約90分間の講義を受け持ち講師としてお話をさせていただきました。

4時限目の授業を担当したグリーンライフ室マネージャーの辻永からは「観葉植物の利用と屋内緑化デザイン」をテーマに、世界で見られる緑化の潮流から、公園を室内に取り込む空間デザインを行なうparkERsの活動、また最近の傾向として見られる「公園3.0時代」などについてお話させていただき、様々な角度から屋内緑化について考察。

また実践する“室内における植物のコーディネート”とその育成上のポイント、古くから受け継がれる日本の園芸文化やその土地に根付く自生種を空間デザインに取り入れるparkERs独自の手法について、事例とともにご紹介させていただきました。

「“人”を中心に考えている点が園芸療法と通じると感じた。」「園芸療法においても“魅せる”視点を大切にするため、ストーリーを作り上げていくためにどんなことを大切にされているかを伺いたい。」などの感想・質問が寄せられました。

 

 

続いて、5時限目の授業はクリエイティブ室リーダー/空間デザイナーの片平が担当。
「屋内緑化デザイン 〜五感を刺激する空間デザイン〜」をテーマに、問題解決を大きな役割として担う「デザイン」のあり方について考えるとともに、人の「行動」を変える植栽配置や「気づき」を与える植栽アプローチを実践した空間づくりの事例をご紹介。

「五感」を取り入れた空間づくりや、空間デザインを行なう中で最も重要な要素だと考えている「照明」についても解説。植物の見え方を変えるだけでなく、人の行動や感情にも影響する照明の力、そして育成面での重要性など、人と植物が共存するデザインを手がけてきた片平ならではの視点でお話させていただきました。

 

「勤務先で利用者がよりリラックスできる環境づくりを目指すため、例えば“聴覚”にアプローチするにはどのような方法が効果的か?」など実践的な質問が寄せられる場面も。

 

「園芸療法」と「植物を用いた空間デザイン」、異なるジャンルから専門的な視点を交えてお話させていただく貴重な機会となりました。

 

 

兵庫県立淡路景観園芸学校についてはこちらから

辻永・片平のプロフィールはこちらから

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