WORKS事例紹介
「世界一の花屋」を目指し、リニューアルを遂げた旗艦店
Aoyama Flower Market 南青山本店
Aoyama Flower Market Minami-Aoyama Main Store
「世界一の花屋」を目指し
リニューアルを遂げた旗艦店
昨年9月より休業していた「Aoyama Flower Market」南青山本店が、4月15日(金)にグランドオープンいたしました。
すぐ隣には、カフェ「Aoyama Flower Market TEA HOUSE」南青山本店、フラワースクール「hana-kichi」も併設したフラッグシップショップです。
店舗の空間デザインを手掛けた「parkERs」を含め、弊社の4ブランドが融合する空間のコンセプトは「with Nature」。
まるで大自然の中にいるかのような感覚に包まれながら、花のある豊かな時間、そして花の文化を体感いただける新本店の空間デザインをご紹介いたします。
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プロデューサー:水野健登
空間デザイナー:二反田彩(Aoyama Flower Market 南青山本店)、赤塚好(Aoyama Flower Market TEA HOUSE 南青山本店、hana-kichi)
プランツコーディネーター:市野澤未和
設計監理:大橋知明
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業務内容:コンセプトメイキング、内装設計デザイン・施工、インテリアデザイン、植栽デザイン・施工、植栽メンテナンス
エントランスの両サイドには、欅(けやき)と杉で季節の花が並ぶディスプレイ台を制作。外と中が繋がっているかのような大胆なデザインと旬の花でお迎えします。
店内中央にある全長4mの樺桜は、まるで森に横たわる倒木のよう。ゴツゴツとした木肌を生かした荒々しさが、季節を彩る可憐な花々を引き立てます。
木や石、水など自然のエレメントをふんだんにデザインに落とし込んだ店内。DNAに刻み込まれた、花や植物を欲する人の本能が呼び起こされます。
THE FLOWER (写真右)は、花文化の啓蒙として「究極の花」を紹介する新コーナー。受賞歴を持つ最高品質の花を魅せる手法として、絶えず水が流れる印象的な風景を。
2階の「フラワーベースギャラリー」は約1000種の花瓶が並ぶ空間。天井の直径約2mのリングプランターが空間全体を包み込み、外の風景との繋がりを生みます。
ディスプレイ台は富山県で出会った樹齢500年のオリーブで制作しました。実用性の低い根っこ部分を輪切りにし重ねることで新たな価値をデザイン。
ベース棚は日本家屋の古材を再利用。木組みの跡も残り、年月を感じさせる素材です。自然の形そのままを生かした1階に対し、2階は人の手が加わった自然を表現しました。
青山フラワーマーケットの隣には、花に包まれながら食事やドリンクを楽しめるティーハウスと、花のあしらい方を学べるフラワースクールもリニューアルオープン。
一歩足を踏み入れると、「花農家」をコンセプトに作り上げた空間がお出迎え。ウッドチップの床に丸太のスツール、水音がナチュラルで素朴な味わいを演出します。
奥に進むと、新鮮な花々が育つ温室の中を再現したカフェスペースが。実際のビニールハウスの規格をもとに設計した黒い枠組みと緑のコントラストが映えます。
毎月変わる旬の花と店内いっぱいの植物に、360度全身が包まれる象徴的な空間。「育てるメンテナンス」を行い植物を手入れすることで圧倒的な体感度を生み出します。
「ガーデンテーブル」はプランターとテーブルが一体になったオリジナルプロダクト。テーブルの天板越しにも、視線の先にフレッシュな植物を感じられます。
陽の光と爽やかな風が心地よい、開放感たっぷりのテラス席。ベンチはリユース材で作り、足元のデッキも何年も前から使っているようなテクスチャーで仕上げました。
ティーハウス奥のフラワースクール「hana-kichi」は、花小屋をイメージした空間。 摘み取ったばかりの花を束ねるような感覚で花のあしらい方を学ぶことができます。