parkERs JOURNAL vol.99一覧

「TRANS-IT!」人×文化×自然の交差点 川崎市稲毛公園

神奈川県川崎市・川崎駅周辺の公共空間等を活用した回遊性の向上と、滞留空間としての活性化を目的に、稲毛公園のリニューアル計画が立ち上がりました。parkERsは本計画において、株式会社都市環境研究所、株式会社MADARAとJVを組みプロジェクトを進行しました。

有機的で不規則な水の動きをモチーフとしたデザインを軸に、人々が気軽に訪れ日常の中で利用することができる開放的な空間にリノベーション。ちょっとした作業や仕事の場としても利用でき、本を読んだり思索にふけったり、自分自身と向き合う時間を過ごすことができる落ち着いた環境を提供します。ここで過ごす人と人との重なり合いから新しい文化や交流が生まれていく空間となるよう計画しました。

親しまれた水の存在、土地に根付く文化と歴史、起伏を持たせた芝生スペース、人と植物の距離を近づける什器デザイン、石と切り株のサイン計画、夜間を彩る照明計画など...今昔を融合させ自然のあるべき姿を表現しながら、デザイン性を持たせたモダンな印象に置き換えました。

弊社の業務内容:コンサルティング、コンセプト提案、ランドスケープデザイン・施工、造作什器デザイン設計・施工


目的地の前に立ち寄り食料や燃料を補給する「Transit」からコンセプトを導き、
仕事や予定の合間に立ち寄り、一呼吸ついて心身ともにリフレッシュできる空間に。


かつて公園に流れた小川や池の存在から過去とのつながりも意識し、水の動きを
モチーフとしたユニークな形状の芝生スペースを中央につくる計画としました。

芝生を縁取るラインは、高さが4段階で構成されておりベンチやテーブルとして機能。
高さを変えながら一続きにつながっており、他を感じながら過ごせる空間としました。

芝生スペースには、波紋の形から着想を得た3タイプのマウンドをつくり、
思わず大地に体を預け寝そべりたくなる寝心地、座り心地を追求しました。

手触りの体感度を高めるため芝生にはノシバを採用。かつて親しまれた
「摘み草」の文化なども地域の人に知っていただきたく、タンポポ・オオバコ・
ヘビイチゴなど先人が生活に利用してきたような植物をたくさん忍ばせています。

プランターの一部に設けたくぼみにちょうど収まるように腰掛けられるベンチ。
目線の高さに植物が茂り、日常にささやかな気づきと豊かな時間をもたらします。

今年3月には川崎高等学校の学生を中心にご参加いただきワークショップを実施。
ブレストをした後、什器にミントやヨモギなどの和ハーブを一緒に植えました。

日没後はベンチやハイカウンター裏の間接照明と地面に埋め込んだダウンライトの
暖かな電球色が公園を照らし、夜ならではの演出性と安心感を高めます。

今まで稲毛公園を利用していなかった人にも視覚的にアプローチし、
歩み寄りたくなるよう意識しました。

屋内緑化コンクール
2部門受賞しました

この度、屋内緑化推進協議会が主催する「屋内緑化コンクール 2024」にて、parkERsがデザインを手がけた以下2作品が受賞いたしました。

【受賞作品】 ◆一般社団法人日本インドア・グリーン協会理事長賞 「無意識下のひらめきを生むオフィスの“公園”」(TBSテレビ本社)
◆一般社団法人日本花普及センター会長賞 「アーバンネット仙台中央ビル 室内緑化デザイン」

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七夕の特別装飾
オフィスを流れる天の川

parkERsでは、公園の心地よさを通して得られるさまざまな気づきを日常的に体感できるよう、空間が完成したあともコミュニケーションを育む装飾やワークショップをご用意しています。
今年も7月7日の七夕にちなんで、笹やカラフルなカスミソウを使った七夕装飾を手掛けさせていただき、夏の風物詩をお楽しみいただきました。

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※本メールは、過去に弊社社員と名刺交換をしていただいた方と
parkERsのメールマガジンにご登録いただいた方にお送りしております。

運営会社 株式会社パーク・コーポレーション
所在地 〒107-0062 東京都港区南青山5-6-26-7F
TEL:03-6721-0091(parkERs直通/平日10:00 - 18:00)
設立 1988(昭和63)年12月24日
業務内容
【法人向けサービス】・空間プロデュース(トータルコンセプト設計)/ 空間デザイン(内装設計・外構設計・環境計画)/ 施工(監理)/植栽メンテナンス/植物を使った企画やブランディングなど

 

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