parkERs JOURNAL vol.113一覧

心理的効果を狙った室内緑化が実験的に証明。オランダ学術誌に採択「点・面・線」の葉の形状が人にもたらす効果

parkERは2019年より、トヨタ自動車株式会社 未来創生センター・株式会社豊田中央研究所・株式会社パソナ日本総務部が行う「植物と共生する空間が人間にもたらす効果」についての共同研究に協力しています。

この度、本共同研究の成果の一つとして、「葉の形状が人に与える印象の違い」を明らかにした論文がオランダの学術出版社Elsevierが発行する学術誌「Building and Environment」に採択されました。

parkERsは研究の元になった「樹種マップ」の提供や、植物を用いた空間デザインの観点から専門的な見識を共有し、実験空間のデザイン設計、植栽コーディネート、植栽施工を行っています。

本共同研究の成果により、これまでparkERsのクリエイターの感性で手掛けてきた「人の感性を刺激する心地よい空間デザイン」が、科学的なエビデンスを持って立証されたとも言えます。

今月のメールマガジンでは植物の葉の形状が人に与える印象の違いについて、これまでの空間事例とともにご紹介します。

*論文タイトル Subjective mapping of indoor plants based on leaf shape measurements to select suitable plants for indoor landscapes
https://doi.org/10.1016/j.buildenv.2025.112828

<葉の形状が人に与える印象の違い>


葉の細かい樹種が分類される「点の植物」は、
リラックスを促すなどの癒し効果が期待できることが立証されました。


葉の面積が広い樹種が分類される「面の植物」は、
活力アップの効果が期待できることが立証されました。


葉が細く長い樹種が分類される「線の植物」は、
集中力アップの効果を期待してデザイン。
※「線の植物」はクリエイターの感性に基づき集中力アップの効果が
期待されていますが、今回の論文では証明に至っておりません。

<parkERsの空間事例>

点の植物は、
気持ちを入れ替えリフレッシュしたり、心を落ち着けて過ごしたい時に。
働く場にもくつろぎの空間にも溶け込み、優しい木漏れ日をつくります。

面の植物は、
動的で強い存在感のある葉が空間に躍動感を与えるので、
生き生きとしたコミュニケーションを育む場にもぴったり。

線の植物は、
デスクのそばなどに配置し、集中したいソロワークに寄り添う存在としても。
静的で線のシルエットが強調された葉は、空間に静けさや程よい緊張感を与えます。

グッドデザイン賞2025
「コンフォリア芝浦MOKU」

公益財団法人日本デザイン振興会主催「2025年度グッドデザイン賞」において、下記作品が受賞いたしました。

【受賞作品】
◆「コンフォリア芝浦MOKU」
(東急不動産株式会社)

森林大国と呼ばれる日本で、昔からわたしたちの身近にあった木の存在に注目し、かつての木と人の関係性が蘇るような空間を目指しワークラウンジのデザインを計画しました。

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