素材や色でコントラストを出しつつ、
植物と人の優しい動きや有機的な曲線が加わることで完成する、
ウィル・ビーの新オフィスが完成しました。
接客の機会も働く女性の多い職場だからこそ、
やわらかい印象のインテリアだけでまとめるのではなく、
スチール、木材、ブラック、グリーン、とあえて異なる素材や
色彩を組み合わせ、よりグリーンと働く人が引き立つデザインに。
パーカーズならでは“ロー・マテリアル”(加工していない素材)を使った
空間デザインに、個性豊かな植物たちの美しい色彩と形状を活かした
植栽のコーディネイトをすることで、シンプルで明るいオフィスになりました。
今回は愛知県の生産者さんを中心に仕入れた希少性が高く
個性のある植物をシンプルでハードなスチール素材と組み合わせることで、
双方の魅力を引き出しています。
“DESIGN x GREEN”という想いでデザインしているパーカーズらしく、
今回は「植栽のこだわり」という視点でオフィス空間をご紹介します。
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エントランスには天井にゆらぐ光と水音が人気の水什器を設置しました。
「シェフレラ・ルフィーナ」、「シュガー・バイン」、さらにパーカーズがよくお世話になっている
貴宝園さん(埼玉県)の「エバーフレッシュ」の重なる繊細で美しい葉の透過性、
天井に映る葉陰と水のゆらぎがお客さまをやさしくお迎えいたします。
エントランスのドアを開けてすぐ視界に入るのはオープンな会議室。
スチールに黒皮風(エイジング)塗装を施したハードな印象の格子とドアの間から
クラシックな色合いの葉が特徴の「ホヤ・カーティシー」を使ったリングプランターが顔を覗かせます。
フリースペースのソファーセットに使用したのは、今回一番個性的ともいえる「ホヤ・レツーサ」。
こだわりの珍しいグリーンを作りこんでいる河合園芸さん(愛知県)ならではの希少品種です。
壁掛けプランターと足元のガーデンテーブルでは見え方は異なりますが、
上下に使用することで空間のつながりを出しています。
広い窓で明るい印象の執務エリアには「ポトス・パーフェクトグリーン」のリングプランターを設置。
その名の通り、鮮やかで発色のよい葉が美しい品種です。
仕入れ先の浅岡園芸さん(愛知県)は、観葉植物としてはメジャーなポトスの
まだ知られていない魅力を広めるべく追求されています。
フリースペースから、スチールとガラス越しに見える「エスキナンサス・マルメラータ」の吊りプランター。
人気の品種から珍しい品種まで、観葉植物をバリエーション豊かに揃え
育てている荒木植物園さん(愛知県)ならではの躍動感と個性が特徴です。
「エスキナンサス」はパーカーズのデザインでもよく取り入れている植物ですが、
この品種は、エキゾチックな葉の柄と紫の葉裏のコントラストが特に美しく、
スチールの黒や素朴なガラスの照明とも相性がいい品種です。