
心に寄り添う、次世代家庭用ロボットを開発している「GROOVE X」。
テクノロジーの最先端を進むGROOVE X さまと植物を扱うparkERsが、 「テクノロジーが進化すると、その反動で人間は自然への回帰を求めるのではないか?」という共通の想いで意気投合し、GROOVE Xさまの新しいオフィスのエントランスをデザインさせていただくことになりました。
”LOVOT”の「生物の進化をリスぺクトしながら、今後も進化を続ける」という想いにも通じる、デザインコンセプトは「進化するオフィス」。
何もない無の中の「静」から、人形に魂が入り生命を得てロボットに進化することをイメージし、あふれる自然の色と生命力がみなぎる「動」への進化と変化を、植物、光や水を使って表現しています。
受付から薄暗い通路を歩くと、音もなく波紋の影が床に落ち、お客さまを奥へと誘います。ぱっと自動扉が開くと、圧倒的な植物の緑と水音に包まれた空間が広がります。そこにはダーウィンの進化論からインスピレーションを得た「エボリューションツリー」を中心に、生命の源である水を湧き水の什器や植物の進化の記憶とさらに進化を遂げていくGROOVE Xさまの勢いを壁面緑化で表現しました。
そんなエントランスを、植栽のこだわりを中心にご紹介いたします。
◆GROOVE X のHPはこちらから。

木肌の記憶が残る焼き杉素材の壁に囲まれた薄暗い受付エリア。
暗い中からGROOVE Xのロゴが浮き上がるデザインです。

生命の誕生の素である水を、無音で薄暗い空間に足元に落ちる
「波紋」という形で表現。動きがあることでより「静寂感」が増します。
自動扉が開くと右上がりに大胆にそびえる壁面緑化と光の交差で
表現した「X」、響き渡る水音で構成された空間が広がります。
「進化の木」をイメージしたシェフレラを中心に、壁面緑化は
「古生代」「中生代」「新生代」と生物の進化を植物で表現しました。
「古生代」は生命体登場前の溶岩の大地からコケやシダ植物などが
地をはうように陸上に上がってきた様子をイメージしたエリア。
溶岩石の上に地を這うように、木の根元のような日陰でひっそりと
育つレインボーファンが水什器の下で生き生きと育っています。
「中生代」は水中から陸上の環境に、より適応していった
植物の勢いを感じさせるエリア。
葉が広く光沢のあるアビス、水辺と陸上の両方に適応し
植物の勢いを感じさせるてくれるミクロソリウムなどを配置。
「新生代」は、爆発的に種類が増え、多様なデザイン性を
「GROOVE X」のロゴを中心に表現したエリア。
中心から広がるように成長する、様々なシダ類が、多様性を身につけ
進化した植物とGROOVE Xさまの進化を表現しています。