Mail Magazine Back Number

神社の大きな御神木を見上げ、深呼吸をしたとき、木々に囲まれ揺れる水面を眺めたとき、佇む石に触れたとき、人は無意識に心身が調律され、活力を得る感覚を覚えます。

オフィスの中に、そんな自然の要素に溢れた場をデザインすることで、そこがまるで特別な“パワースポット”のように、社内に活力を与える空間となっていくはず。

創業から100年以上「働く」の新しい価値を考え続け、オフィス構築のコンサルティングなどを手掛けている株式会社文祥堂は、コロナ禍では社員の出社が制限され、コミュニケーションの不足やアイデアが生み出しづらいという課題に直面。共創を生み、社員が「来たくなる」「居たくなる」オフィスづくりを目指す中で、6Fのワークスペース「SOSO」の共作のご依頼をいただきました。

そこでparkERsは、デザイン上のコンセプトを「パワースポット」とし、自然と人が集まり、来るたびに癒され、アクティブな共創を生み出す空間をデザインさせていただきました。

弊社の業務内容：コンセプトメイキング、デザイン監修、造作什器設計・施工、植栽デザイン・施工、植栽メンテナンス

できる限り照度を抑え、床に水の波紋の広がりを映し出すエントランス。
一呼吸し、気持ちを落ちつけて中に進む、象徴的なワンシーンをデザインしました。

包まれるような安心感と、森の中にいるような居心地の良さを感じられるワークスペース。
中央には文祥堂をイメージした花言葉を持つ、御神木に見立ててご提案したシンボルツリー。

テーブル中央の水面に映り込む植物や、石の隙間や木の根元から芽吹く新芽。
時間を忘れて思わず眺めていたくなる自然の情景を前に、
メールの確認や雑談をするのもよし。清々しい水音を聞きながら気持ちのリセットも。

窓際には、背面をグリーンが包みこむベンチをつくりました。さまざまな樹種が
共生する「鎮守の森」のイメージをもとに、20種類弱の植物を植えてコーディネート。

ボックス席は、木の窪みに現れた秘密基地のよう。
溢れ出すグリーンに包まれ、打ち合わせをしている時間もしっかりリフレッシュ。

東京都の檜原村で採れた間伐材をウッドチップにして敷き詰めたエリア。
足の裏から伝わる木のザクザクとした感触は、感覚を刺激し発散思考を促すはず。

parkERsのメンバーがおすすめの公園をご紹介するこのコーナー。今回は東京都町田市にある「町田薬師池公園」をご紹介いたします。 ダリア園やぼたん園など、花や自然に関する施設が充実しており、家族連れでいつもにぎわう園内。丘のように芝生が広がるエリアもあり、大人から子供まで一緒に楽しめます。公園の中央にある薬師池には、池を囲むように、すり鉢状の傾斜に散歩道が整備されていて、そこには梅や花しょうぶやアジサイなど、四季折々の花々が咲きます。 花の見頃に合わせて、散歩コースを変えて、自分のお気に入りの場所を見つけてみてはいかがでしょうか。 ◆町田薬師池公園について詳しくはこちら

掲載情報 「LEON」11月号 9月24日（土）発売の「LEON」11月号（主婦と生活社発行）に、parkERsのオリジナルプロダクト「ボタニカルランプ」が掲載されました。ボタニカルランプはプランターと一体化したランプで、ご自宅やオフィスで過ごす時間にも、より身近に植物との自然な触れ合いを創り出すことをコンセプトに生まれました。 ■詳しくはこちら